祈願・祈祷

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占いとは少し違いますが、占いのように「眼に見えないものに力を借りる」という意味では、神社などで行われる祈願や祈祷というものがありますね。
祈願と祈祷は、似た意味を持っていますが少し違います。
ここで少し違いを見てみましょう。

祈祷

神仏の加護をお願いし、呪文などによって災いを取り除き、幸せになれるように祈ること
主に祈祷師や神官、僧侶などを介して行うのが基本。

祈願

目的や願望の達成を、神仏に祈り、お願いすること。
自ら神社などに出向いて行うことが基本。

基本は何かをささげてなにかをもらう

こうしてみると、祈祷は「少しだけ力を貸してください」といったものですが、祈願はお祈りをする「他力本願」のような印象を受けますね。
祈祷も祈願も、方法は実にさまざまです。
特に祈願では、風習として取り入れている方も多いのではないでしょうか。
七五三で神社にお参りをして健康を願ったり、年始に初もうでに行ったりするのも、祈願です。
合格祈願などでお守りを身に着けるなども祈願ですから、日本人に多く取り入れられ、親しまれています。
ですが、基本は「何かをお願いする代わりに何かを捧げる」という考え方が基本となっており、初もうでやお守りなどは「お賽銭」などでお金を捧げます。
その他の祈願の仕方としては「お百度参り」として「百回お参りする」という労力や時間を捧げているといえますし、滝行や断食など苦痛と引き換えに願いを達成しようという考え方もあります。
その他「○○できたら○○を奉納します」というお願いの仕方もあったようです。

まとめ

祈祷でも「何かを捧げる」という考え方は同じで、豊作のために食べ物を捧げたり、雨乞いのために舞を奉納されたりしてきました。
現代では「一方的に願いを叶えてもらう」という関係も存在しますが、まだまだ「お賽銭の金額は高い方が幸せになれる」などの考えを持っている方がいるようで「祈願は神仏との契約で、願いに見合ったものを奉納しなければならない」という考えは、日本人に深く浸透していたようです。